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イクサラン加入後の《副陽の接近》デッキのリストです。

《副陽の接近》デッキの数が増えてきたのでページを分割しました。
《約束の刻》型《太陽鳥の祈祷》型

イクサラン環境のスタンダードデッキまとめはこちら

また、多くの副陽使いを感動させたと思われる、伊藤 敦の「エスパー副陽」といったデッキもあります。




ジェスカイ副陽の接近 by Ron Taylor

12/16に開催されたSCG Invitational予選で7位だったリストです。

デッキリスト

Jeskai Approach by Ron Taylor
Lands
2 x 島
1 x 山
2 x 平地
4 x 霊気拠点
1 x 廃墟の地
4 x 氷河の城砦
3 x 感動的な眺望所
4 x 灌漑農地
4 x 尖塔断の運河

Creatures
2 x 奔流の機械巨人

Spells
2 x 試練に臨むギデオン
2 x 排斥
1 x イクサランの束縛
3 x 検閲
3 x 不許可
1 x 本質の散乱
4 x 天才の片鱗
4 x 蓄霊稲妻
1 x 否認
1 x 明日からの引き寄せ
3 x 残骸の漂着
2 x アズカンタの探索
3 x 副陽の接近
3 x 燻蒸

Sideboard
1 x 栄光をもたらすもの
3 x 威厳あるカラカル
2 x 陽光鞭の勇者
3 x 領事の権限
3 x 削剥
2 x 至高の意思
1 x 蝗の神


解説

基本的にはプロツアー・イクサランでTOP8入賞したGuillaume Matignonのリストを基にしていると思われるのですが、《副陽の接近》が2枚から3枚に増量されており青白に近いオーソドックスな構成になっています。

青白だと《残骸の漂着》を撃つまでサンドバッグになりますが、赤を追加して《蓄霊稲妻》を採用することでそれを回避します。3ターン目に相手の3マナクリーチャーを1体除去できれば、かなり楽になります。

全体除去についても、Guillaume Matignonのリストでは《残骸の漂着》しかいれておらず、それをケアされてSeth Manfieldに負けてしまったので、このリストでは《燻蒸》が追加されています。

サイドボードの《蝗の神》は相手のクリーチャーが並んでいるときに出しても除去されて1ターン無駄にするだけなので、お互い消耗してきたころに出すのがよいでしょう。

《削剥》からは青白《王神の贈り物》に対する強い殺意を感じます。

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エスパー副陽の接近 by ALEX LLOYD

グランプリ・アトランタ2017で優勝したデッキリストになります。
グランプリの準々決勝、準決勝と決勝で活躍している様子はTwichで見ることができます。

デッキリスト

エスパー副陽の接近 by ALEX LLOYD
Lands
2 x 霊気拠点
4 x 氷河の城砦
4 x 秘密の中庭
4 x 灌漑農地
4 x 異臭の池
4 x 水没した地下墓地
1 x 島
3 x 平地

Creatures
1 x 奔流の機械巨人

Spells
3 x 副陽の接近
2 x 燻蒸
4 x 検閲
4 x 選択
4 x 不許可
4 x 致命的な一押し
4 x 天才の片鱗
4 x 残骸の漂着
2 x 排斥
2 x アズカンタの探索

Sideboard
2 x 奔流の機械巨人
1 x アズカンタの探索
2 x ヴラスカの侮辱
1 x 明日からの引き寄せ
2 x 否認
1 x ジェイスの敗北
4 x 威厳あるカラカル
2 x スカラベの神


解説

赤ではなく黒を足して《致命的な一押し》を採用することで、ラムナプ・レッド等の速いデッキに対してより強くなっています。青白だと《光袖会の収集者》に《霊気溶融》をつけてもドローをされてしまったりするのですが、黒を足すことで早々に除去できるようになりました。

とはいえ、準決勝でマルドゥ機体相手に勝った時は、次のターンに《副陽の接近》を引かないと負けるといった状況で《天才の片鱗》から《副陽の接近》を持ってきたり、準々決勝でラムナプ・レッドに勝った時は相手がマナスクリューしておりハゾレトやチャンドラを《検閲》した挙句、手札0枚からの《副陽の接近》→《威厳あるカラカル》→《威厳あるカラカル》2枚目の流れで勝ったりしており、速いデッキにすごく有利になっているわけではなさそうです。

グランプリ決勝の相手、デザート・レッドは3ターン目までクリーチャーを出してこなかったりしたので、やりやすい相手だったように見えます。

サイドボードについて、エンチャントやアーティファクトにも対応できる《排斥》の3,4枚目を採用するのではなく、《ヴラスカの侮辱》が採用されています。これはラムナプ・レッド相手にライフ回復を優先したのかもしれません。

《致命的な一押し》が4枚あるとはいえ、グランプリの配信を見ていると赤単相手には《熱烈の神ハゾレト》や《反逆の先導者、チャンドラ》をさばいて相手の手札が減ってからの《威厳あるカラカル》というルートに行かないと勝つのは厳しそうだったので、サイドボードの《威厳あるカラカル》4枚は必要そうです。

また、《スカラベの神》はティムール・エネルギー等が《副陽の接近》を警戒して《否認》を構えているところに裏をかいて出すために採用されていると思われます。そもそも全体除去や、チャンドラへの《排斥》を《否認》されるときついですが。

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ジェスカイ副陽の接近 by Guillaume Matignon

プロツアーイクサランでTOP8入賞したデッキリストになります。

デッキリスト

ジェスカイ副陽の接近 by Guillaume Matignon
Lands
4 x 尖塔断の運河
4 x 感動的な眺望所
4 x 霊気拠点
4 x 灌漑農地
4 x 氷河の城砦
6 x 島

Creatures
2 x 奔流の機械巨人

Spells
2 x 副陽の接近
4 x 選択
4 x 検閲
4 x 蓄霊稲妻
1 x 本質の散乱
4 x 不許可
2 x 暗記+記憶
4 x 天才の片鱗
4 x 残骸の漂着
1 x 明日からの引き寄せ
2 x アズカンタの探索

Sideboard
2 x 奔流の機械巨人
1 x 本質の散乱
1 x 明日からの引き寄せ
2 x 否認
2 x ジェイスの敗北
3 x 遵法長、バラル
3 x 焦熱の連続砲撃
1 x 蝗の神


解説

青白《副陽の接近》に《蓄霊稲妻》をタッチした構成になります。
ジェスカイ《副陽の接近》の特徴として、《天才の片鱗》や《蓄霊稲妻》からエネルギーを供給することにより、安定して赤をタッチできる点が挙げられます。

メインデッキには《至高の意思》が不採用で、確定カウンターの《不許可》が4枚採用されています。
万能除去の《排斥》が不採用で、代わりに《暗記+記憶》を採用しています。《排斥》が入っていないのでサイドボードに《啓示の刻》を取っているのかと思ったのですが、3色で白白白は危ういのか《啓示の刻》は採用されていませんでした。

《排斥》が不採用な以上、《残骸の漂着》を匂わせている限り《スカラベの神》はこのデッキ相手にアタックして来ないと思うので、《スカラベの神》はなんとしてもカウンターする必要があるかと思います。<br>

《王神の贈り物》デッキ相手にはサイドボードから《遵法長、バラル》も投入してルーティング能力によりカウンターを探し、《奔流の機械巨人》による再利用も含めて相手のキーカードを全部カウンターします。

《蝗の神》はティムール・エネルギーのようなサイズの大きいクリーチャーで攻撃してくるデッキ相手にサイドインし、トークンによるチャンプブロックで時間を稼ぎます

アグロデッキ対策には《領事の権限》ではなく《焦熱の連続砲撃》が採用されています。《焦熱の連続砲撃》は海賊以外に2点ですが、効かないのが《風雲船長ラネリー》くらいで赤単にも黒単にも効くことから採用されていると思われます。

プロツアーでこのデッキと対戦したSeth Manfileldの記事によると、デッキリストが公開されていたため《燻蒸》が入っていないのがSethは分かっていたので、全体除去は《残骸の漂着》だけをケアすればよくスゥルタイエネルギー側に相性の良いマッチアップだったとのことです。デッキリストが知れ渡った、今後は同様に《燻蒸》を警戒してこない相手の裏をかくために、《燻蒸》も入れた方が良いのかもしれません。

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青白副陽の接近 by PETER VILLARRUBIA

国別選手権アメリカ2017でTop8に入賞したリストになります。

デッキリスト

青白副陽の接近 by PETER VILLARRUBIA
Lands
4 x 氷河の城砦
4 x 灌漑農地
4 x イプヌの細流
2 x 廃墟の地
5 x 島
6 x 平地

Spells
2 x 試練に臨むギデオン
3 x 副陽の接近
3 x 燻蒸
1 x 本質の散乱
4 x 検閲
4 x 至高の意思
2 x 不許可
4 x 天才の片鱗
2 x 残骸の漂着
1 x 明日からの引き寄せ
4 x 排斥
3 x 霊気溶融
2 x アズカンタの探索
   
Sideboard
1 x 残骸の漂着
1 x 試練に臨むギデオン
1 x アズカンタの探索
4 x 威厳あるカラカル
3 x 領事の権限
2 x 奔流の機械巨人
3 x 否認

解説

解説については、構成は違いますが以下の記事を参考にしました。サイドボードガイドも載っています。
Approach with Ixalan By Ondřej Stráský

Jim Davisのデッキでは《至高の意思》を2枚に抑えて、代わりに《農場+市場》を2枚採用していましたが、《至高の意思》の方が柔軟性があることと《農場》の3マナが重たいことから、このリストでは《至高の意思》が4枚採用されています。

《試練に臨むギデオン》は相手の大型クリーチャーからのダメージを無効化して時間を稼いでくれる他、《副陽の接近》以外の勝ち手段にもなることからメインに採用されています。

また、Jim Davisのデッキが《選択》を4枚採用してい他のに対して、こちらは《不許可》、《試練に臨むギデオン》、《明日からの引き寄せ》を採用した代わりに《選択》が不採用となっているのが特徴的です。 

サイドボードについて、《威厳あるカラカル》は《稲妻の一撃》が存在する環境ではあるものの、ラムナプ・レッド対策としてはベストカードのようです。他には《焼夷流》がスタンダードを去ったため、永遠を持っている《陽光鞭の勇者》の採用も考えられます。

《奔流の機械巨人》は、《失われた遺産》がある環境においては、《副陽の接近》を抜かれば場合の勝ち手段として必須のカードとなります。

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青白副陽の接近 by Jim Davis

9/30から10/1にSCG OpenでJim Davisが使用し、初日を9-0全勝したリストになります。全勝といっても、ティムールエネルギー相手にライフがギリギリの状態で、一か八か『排斥』をサイクリングしたら『選択』を引いて、そこから『副陽の接近』にたどり着いて勝ったという危うい場面もあったりしました。
また、Jim Davisは『8 Decks For SCG Dallas And New Standard』という記事の中でも青白コントロールについて解説しています。

デッキリスト

青白副陽の接近 by Jim Davis
Lands
4 x 氷河の城砦
4 x 灌漑農地
4 x イプヌの細流
2 x 周到の砂漠
5 x 島
6 x 平地

Spells
3 x 霊気溶融
4 x 排斥
4 x 検閲
1 x 不許可
1 x 本質の散乱
2 x 農場+市場
4 x 天才の片鱗
4 x 選択
2 x 残骸の漂着
2 x 至高の意思
2 x アズカンタの探索
3 x 副陽の接近
3 x 燻蒸

Sideboard
3 x 奔流の機械巨人
2 x 威厳あるカラカル
4 x 領事の権限
1 x ジェイスの敗北
4 x 否認
1 x 屍肉あさりの地

解説

『神聖な協力』と『鑽火の輝き』が落ちた後の除去としては、『霊気溶融』『農場』そして『残骸の漂着』が採用されています。『残骸の漂着』は4マナ立ててあるだけで相手にフルアタックを躊躇させるため、延命に貢献してくれます。逆に、青白コントロールを相手にする側としては、アタックして『残骸の漂着』を打たせてマナを使わせるのが良いとのことです。

メインから2枚採用されている『アズカンタの探索』は『検閲』や『排斥』のサイクリングによる墓地肥やしや『選択』とも相性が良いカードとなっています。

メインボードから採用されている砂漠6枚とサイドボードの『屍肉あさりの地』は、どうしても先に副陽の接近を打った方が価値になってしまうコントロール同型の時に、ライブラリーアウトで相手を葬り去るのに使います。

サイドボードには『奔流の機械巨人』が3枚採用されており、サイド後に『否認』を構えてくるティムールエネルギーや『強迫』を売ってくる黒緑エネルギー相手にサイドインします。青白コントロールを相手にする場合には、青白コントロールが苦手とする否認や強迫がサイドインされることを見越して、青白コントロールもサイドボードを構築していることを忘れないようにする必要があります。

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青白副陽の接近

デッキリスト

TCGPlayerでBBDが公開していたリストになります。
青白副陽の接近
Lands
4 x 氷河の城砦 
4 x 灌漑農地
9 x 島
9 x 平地

Spells
4 x 検閲
4 x 至高の意思
4 x 天才の片鱗
4 x 霊気溶融
4 x 排斥
4 x 選択
4 x 燻蒸
4 x 副陽の接近
2 x 試練に臨むギデオン


解説

イクサランで再録された『選択』は、『ヒエログリフの輝き』の代わりに入っています。マナが溜まってきた時は『ヒエログリフの輝き』の方が強いですが、序盤の動きを重視して『選択』が採用されています。『選択』を4枚採用するなら、土地を削ってカウンターや除去を増やしてもいいかもしれません。しかし、土地を滞りなく伸ばしつつ除去も構えたいデッキなので、『ヒエログリフの輝き』0枚は息切れしてしまいそうな気がします。
『試練に臨むギデオン』は(排斥されなければ)同型対策になるとともに、早いデッキに対する時間稼ぎにもなります。このカードを入れるなら『不許可』とか『農場+市場』の方が強いような気もしますが。

除去の選択肢としては『残骸の漂着』もありますが、『至高の意思』で相手の脅威を止めずらくなってしまうため、多くは採用できないと思われます。

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エスパー副陽の接近

ChannelFireballでJosh Silvestriが公開していたリストになります。

デッキリスト

エスパー副陽の接近 by Josh Silvestri
Lands
4 x 異臭の池
2 x 灌漑農地
4 x 氷河の城砦
4 x 水没した地下墓地
6 x 島
4 x 沼
2 x 平地

Spells
4 x 致命的な一押し
4 x 本質の散乱
4 x 至高の意思
4 x 天才の片鱗
4 x 排斥
4 x 選択
4 x 燻蒸
4 x 副陽の接近
2 x アズカンタの探索
Sideboard
2 x スカラベの神
2 x 栄光の刻
3 x 領事の権限
4 x 否認
3 x 強迫


解説

白の軽量除去がなくなった穴を埋めるため、赤の火力ではなく黒の『致命的な一押し』を追加しています。また、サイドボードにはイクサランで再録された『強迫』が採用されており、コントロール相手に『終止符のスフィンクス』が抜けた穴を埋めたり、同型で相手の『副陽の接近』を捨てさせたり手札を確認したりできるようになりました。
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