グランプリ静岡2017で初めてチームシールドに挑戦するので、チームシールドのコツをインターネットで調べて、自分用にメモを作ってみました。どの記事もとてもタメになりました。詳細はそれぞれ原文を参照。

ローリーさんからチームシールド初心者へ向けて

BigMagic所属プロのローリーさんから、GP静岡に参加するチームシールド初心者へのメッセージです。
優勝を目指すのではなく、あくまで初心者がそこそこ勝ちにいくためにはという視点で書かれている気がします。
ローリーさんからチームシールド初心者へ向けて

よくわかるチームシールドのやり方

Michael Bondeによる晴れる屋の記事です。 デッキ構築について、以下のようなことが書いてあります。
・最終的な意思決定者を決めておく。
・「これは組むだろう」という鉄板デッキがあれば、組んでしまう。
・カードの評価や、アーティファクトがどのデッキに合うかについては事前に話し合っておく。


津村健志の「チーム戦のススメ」 前編

津村 健志による晴れる屋の記事です。以下のようなことが書いてあります。
・チームメイトと喧嘩をしないこと
・デッキは3つとも強いデッキを作る。1つでも弱そうなのがあったら組み合わせを見直す。
・個人戦のシールドよりも相手のデッキパワーが高いことに留意する。
・時間配分の案も書いてあります。
 ①デッキに不要なカードを排除 ・・・5分
 ②初見で強そうなデッキで構築・・・10分
 ③その他の組み合わせを試す・・・10〜15分
 ④デッキ構築及びサイドボードカードの分配・・・15〜20分
 ⑤デッキリスト記入・・・10〜15分


How to Team Seald

Ari LaxによるSCGの記事です。以下のようなことが書いてあります。
全体
1.ルールを把握しておく
・ゲーム中はチームメイトと会話してアドバイスを求めることができるが、席を立ってしまったプレイヤーは会話に参加できない
・ シャッフルするときにチームメイトに見えるようにシャッフルしてはいけない


2. チームメイトを非難しない。
3.きちんと情報共有する

デッキ構築
1.デッキ構築の残り時間を把握し、時間配分を理解しておく。
・一人でシールドデッキを構築するときに時間が足りなくなることは滅多にないが、チームシールドだと意見交換したりして時間が足りなくなる。
・あらかじめ練習しておくと良い。時間の管理者を決めておくのも良い。

2.誰がどのデッキを使うかの割り当てはシンプルに。使いたい人に使わせる。

3.1つの色を複数のデッキに散らすのは時には重要。赤や黒で除去が多く手に入ったときなど。


4.カードの組み合わせを最適化するような塊を見つける。無謀な奇襲隊があったら、2マナクリーチャーが多い色を探すとか。


5.手に入った強いカードを"全部"使って適切なデッキを構築することを目指す。


6.ドラフトと異なりデッキに使われるカードの質が高い。一人でリミテッドする時に渋々入れるようなカードは入らない。


7.サイドボードについて

・メインには入らないカードでも、コントロール相手にはとても有効だったり等、サイドボードカードとして優れていることがある。サイドボードに落とすようなカードについても、使い道を考えておく。
・役割が被る対策カードは複数のデッキに散らす。否認と精神背信とか。

8.強いデッキ2個と弱いデッキ1個は失敗する。強いデッキも相性差や事故で負ける。他の2つよりも相対的に弱いデッキだとしても、それなりに戦えるデッキにすること。


試合中
1.チームメイトへのアドバイスは適切なタイミングで行う。
・困ったらアドバイスを求める。アドバイスを求められても回答を見出せなかったらそれを伝える。
・いつアドバイスすべきかを分かっているのと同じくらい、アドバイスすべきでないタイミングを分かっていることは重要である。全てが明確になっているような場面では、何も言わないのが良い。

2.席順
・一番強くて、他のメンバーにも指示をできるような人であれば中央に配置する。
・一番アドバイスを求めて来るプレイヤーを中央に配置する。
・気にしない。ランダム。


4 Tips for Team Selad

Frank KarsteによるChannel Fireballの記事です。 以下のようなことが書いてあります。

1.お互いに助けあるよう同じくらいのスキルレベルで、TOP4入りを目指すとか共通のゴールを持っているプレイヤーとチームを組む

2.席順について、一番うまいプレイヤーを中央に配置するのが定石だが、一番未熟でもマルチタスクが一番得意なプレイヤーを中央に配置するのが良い。

3.構築時間の使い方
0-2分 カードを色ごとに仕分ける。マルチカラーとアーティファクトは6色目に分類する。
2-7分 何かしらの方法で1人あたり2色を割り当て、それぞれ弱いカード、まあまあのカード、強いカードの3つに仕分けする。
7-13分 その色が、マナカーブ、除去、同色内でのシナジーがあり単色に近しいデッキが組めるようなものか、1つ1つ確認する。
13-22分 紙に書きながら、構築するデッキを議論する。マナカーブ、マナ基盤が安定しており、ゲームプランも一貫しているデッキを3つ作ることが大事。
22-28分 考えたパターンのうち、良くないと思っているパターンでデッキを組んで、議論する。(パターン1)
28-34分 最も良いと思っている別のパターンでデッキを組んでみて、最初に組んだものよりも良いか、再度議論する。(パターン2)
34-36分 パターン1の方が良いと思ったら、パターン1に戻す。
36-46分 椅子に時計回りに集まって、デッキの細部について議論して調整する。
46-50分 誰がどのデッキを使うか決めて、サイドボードカードを割り当てる。
50-60分 デッキリストを書く。

4.対戦相手のデッキやサイドボードはたくさんメモしておく。2戦目以降にサイドボーディングする際に役に立つ。

所感

上記を読んで練習するにあたって、カードの強さの摺り合わせというところは、カードリストを眺めて論理的に議論するのも良いですが、やはりサンプルデッキを組んで回してみた方がカードの強さや構築すべきデッキのイメージがつきました。

時間配分については、初心者(=私)は数回練習をやったくらいでは1時間では正解の構築にたどり着けないと思っています。グランプリに向けては、プレリリースのパックをかき集めて反復練習あるのみです。
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