yoman5による恒例のスタンダードメタゲーム解説記事11/25分が公開されていました。

元記事:Standard Metagame Breakdown November 25th 2020

以下、抜粋と要約です。

ディミーア・コントロールとティムール・ランプが上昇してきたことで、メタゲームはバランスが取れています。
勝率

ディミーア・コントロールは良い結果を出すと予想していましたが、先週末はそれよりも良い結果を残していました。

グルール・アグロはこれまでどおり良い結果を残し、環境のベストデッキの地位を固めました。

ディミーア・ローグはついに没落し、現状のベストな構成は見つかっていません。

緑単フードとティムール・ランプは、エスパー・ドゥームを獲物にしてよい結果を残しました。一方、エスパー・ドゥームはグルール・アグロに有利とはいえ、良い結果を残せませんでした。

強いデッキ

グルール・アグロ
ずっと安定して勝っているし、環境のベストデッキ。グルール・アグロを使っておけばいい。使いたくないなら、しっかり対策すること。

Lands
4:《岩山被りの小道/Cragcrown Pathway》
4:《寓話の小道/Fabled Passage》
8:《森/Forest》
5:《山/Mountain

Creatures
4:《砕骨の巨人/Bonecrusher Giant》
4:《山火事の精霊/Brushfire Elemental》
4:《エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeper》
2:《エンバレスの盾割り/Embereth Shieldbreaker》
4:《カザンドゥのマンモス/Kazandu Mammoth》
4:《恋煩いの野獣/Lovestruck Beast》
1:《アゴナスの雄牛/Ox of Agonas》
1:《探索する獣/Questing Beast》
2:《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
1:《打ち壊すブロントドン/Thrashing Brontodon》

Spells
2:《怪物の代言者、ビビアン/Vivien, Monsters' Advocate》
4:《髑髏砕きの一撃/Shatterskull Smashing》
2:《火の予言/Fire Prophecy》
2:《エンバレスの宝剣/Embercleave》
2:《グレートヘンジ/The Great Henge》

Sideboard
2:《火の予言/Fire Prophecy》
2:《運命の神、クローティス/Klothys, God of Destiny》
2:《アゴナスの雄牛/Ox of Agonas》
2:《灰のフェニックス/Phoenix of Ash》
1:《探索する獣/Questing Beast》
2:《魂焦がし/Soul Sear》
2:《アクロス戦争/The Akroan War》
2:《萎れ/Wilt》


ディミーア・コントロール
《半真実の神託者、アトリス》と《真面目な身代わり》はカードアドバンテージ源であり、地上のブロッカーになります。
《精霊龍、ウギン》は《絶滅の契機》に加えて4枚採用する定番カードになっています。

グルール・アグロに対抗するためデッキ構成を歪ませる必要があり、アドバンテージを稼いでくるようなデッキに対してはヨーリオンやサイドボードの対策カードが必要です。

Lands
4:《清水の小道/Clearwater Pathway》
4:《這い回るやせ地/Crawling Barrens》
4:《寓話の小道/Fabled Passage》
7:《島/Island》
6:《沼/Swamp》
4:《欺瞞の神殿/Temple of Deceit》
2:《ゼイゴスのトライオーム/Zagoth Triome》

Creatures
3:《半真実の神託者、アトリス/Atris, Oracle of Half-Truths》
4:《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》

Spells
2:《悪夢の詩神、アショク/Ashiok, Nightmare Muse》
4:《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》
2:《血の長の渇き/Bloodchief's Thirst》
4:《絶滅の契機/Extinction Event》
2:《塵へのしがみつき/Cling to Dust》
1:《取り除き/Eliminate》
2:《本質の散乱/Essence Scatter》
4:《無情な行動/Heartless Act》
4:《ジュワー島の撹乱/Jwari Disruption》
2:《否認/Negate》
4:《中和/Neutralize》
4:《精神迷わせの秘本/Mazemind Tome》
3:《エルズペスの悪夢/Elspeth's Nightmare》
4:《海の神のお告げ/Omen of the Sea》

Sideboard
1:《エルズペスの悪夢/Elspeth's Nightmare》
1:《エレボスの介入/Erebos's Intervention》
1:《本質の散乱/Essence Scatter》
3:《神秘の論争/Mystical Dispute》
1:《否認/Negate》
3:《影の評決/Shadows' Verdict》
4:《サメ台風/Shark Typhoon》
1:《空を放浪するもの、ヨーリオン/Yorion, Sky Nomad》

ティムール・ランプ
ティムール・ランプは2タイプありますが、オボシュを採用しているバージョンのほうがよりよい結果でした。
打消し呪文が増えてきた環境においては、「出来事」によるアドバンテージには価値があり、クリーチャーパッケージはウギンよりもグルール・アグロに対して強いです。

Lands
4:《岩山被りの小道/Cragcrown Pathway》
4:《寓話の小道/Fabled Passage》
4:《森/Forest》
3:《島/Island》
4:《ケトリアのトライオーム/Ketria Triome》
2:《山/Mountain》
2:《河川滑りの小道/Riverglide Pathway》

Creatures
4:《豆の木の巨人/Beanstalk Giant》
4:《砕骨の巨人/Bonecrusher Giant》
4:《厚かましい借り手/Brazen Borrower》
4:《エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeper》
4:《カザンドゥのマンモス/Kazandu Mammoth》
4:《恋煩いの野獣/Lovestruck Beast》
4:《峰の恐怖/Terror of the Peaks》

Spells
2:《耕作/Cultivate》
4:《発生の根本原理/Genesis Ultimatum》
1:《カズールの憤怒/Kazuul's Fury》
2:《グレートヘンジ/The Great Henge》

Sideboard
2:《鎖巣網のアラクニル/Chainweb Aracnir》
2:《運命の神、クローティス/Klothys, God of Destiny》
3:《神秘の論争/Mystical Dispute》
1:《獲物貫き、オボシュ/Obosh, the Preypiercer》
2:《アゴナスの雄牛/Ox of Agonas》
2:《アクロス戦争/The Akroan War》
2:《打ち壊すブロントドン/Thrashing Brontodon》
1:《怪物の代言者、ビビアン/Vivien, Monsters' Advocate》


使う人はいるだろうけどお勧めしないデッキ

エスパー・ドゥーム
有利なグルール・アグロが増えたとはいえ、それ以外の有力デッキに対して有利ではない。

赤単アグロ
ティムール・ランプとディミーア・コントロールには有利だが、グルール・アグロに不利。

ラクドス・ミッドレンジ
ディミーア・コントロールに対してしか有利ではない。ミッドレンジが好きならグルール使え。

強いけど警戒されないであろうデッキ

ディミーア・ローグ
没落したとは言ったが、それは考慮しなくていいという意味ではない。
今は各デッキが3枚から5枚はディミーア・ローグに対策さかれていますが、それがなくなれば再び陽の目を見ます。

自分が使うデッキ

グルール・アグロ
《焦熱の竜火》はプレインズ・ウォーカーに3点与えられるのとクリーチャーを追放できるため、ウギンや、死亡時にカードを1枚引かれてしまう《真面目な身代わり》が多い環境においては《火の予言》よりも優先されると考えています。


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