『テーロス環魂記』環境のティムール・荒野の再生です。


ティムール・フラッシュ+荒野の再生

《夜群れの伏兵》をサイドボードではなくメインデッキから採用したティムール《荒野の再生》についてChannel FireballでWillium Jensenが解説していました。 MagicFest Online weekly championshipでトップ8だったとのこと。
出典:Temur Flash Deck & Sideboard Guide BY WILLIAM "HUEY" JENSEN

Lands
4 x 繁殖池
2 x ヴァントレス城
2 x 寓話の小道
2 x 森
2 x 島
1 x 山
4 x 蒸気孔
4 x 踏み鳴らされる地
1 x 奔放の神殿
2 x 天啓の神殿
3 x 神秘の神殿
Creatures
2 x 厚かましい借り手
2 x エリマキ神秘家
4 x 夜群れの伏兵
3 x 自然の怒りのタイタン、ウーロ
Spells
2 x 霊気の疾風
1 x 薬術師の眼識
4 x 発展+発破
4 x 成長のらせん
2 x 神秘の論争
3 x 焦熱の竜火
2 x タッサの介入
4 x 荒野の再生

Sideboard
1 x 霊気の疾風
1 x 終局の始まり
3 x 炎の一掃
1 x 丸焼き
2 x 神秘の論争
1 x 覆いを割く者、ナーセット
2 x 否認
1 x 自然への回帰
1 x 焦熱の竜火
2 x 幽体の船乗り

以下、記事からの抜粋&要約です。

このデッキの動きは、序盤は《成長のらせん》または《自然の怒りのタイタン、ウーロ》でのマナ加速、《厚かましい借り手》や《焦熱の竜火》といった軽量カードによる時間稼ぎをして《荒野の再生》や《夜群れの伏兵》につなげます。

《発破》はそれ単体では相手のライフを20点削りきることはできませんが、相手のライフを大きく減らし、カードを大量にドローできればゲームに勝てます。

《焦熱の竜火》は相手のクリーチャーを追放できるため、ラクドス・サクリファイスへの対策になります。
焦熱の竜火

《厚かましい借り手》は出来事で相手のパーマネントをバウンスして時間稼ぎするだけではなく、相手のプレインズウォーカーに対してプレッシャーをかけることもできます。

《エリマキ神秘家》は2枚だけ採用していますが、これは毎ターン手札に構えておきたいカードなので序盤に引きすぎるとかさばるのと、3色デッキであるためです。
エリマキ神秘家


以下、小ネタ。
・《荒野の再生》に対処できるデッキを相手にするときは注意する。あなたが《荒野の再生》を出して《エリマキ神秘家》を構えようとしているとき、《荒野の再生》を出してすぐに《厚かましい借り手》でバウンスされてしまい、返しのターンに相手に好きなようにされてしまうかもしれない。これは《荒野の再生》をプレイするなと言っているのではなく、そうなる可能性も考慮してプレイする必要がある。

・場に《夜群れの伏兵》と《荒野の再生》が出ていて手札に《成長のらせん》があるとき、終了ステップ開始時の誘発を最初に《夜群れの伏兵》を解決してトークンを出し、次に《荒野の再生》がスタックに乗っている間に《成長のらせん》を撃って土地を出す。

・《発展》はArenaだと手札にあることがばれてしまう。自分が《発展》でコピーできる呪文を唱えたとき、優先権が自動的に相手にはいかず引き続き自分にあるためである。ばれないようにするためには、マニュアルモードにしておく。

・サイドボード後は相手のテフェリーを着地させないように注意してプレイする。テフェリーが場に出てしまったら腐るカードが多い。メインデッキにおいても、《霊気の疾風》や《神秘の論争》が飛んでくる可能性は考慮すること。


記事後半にはサイドボードガイドも掲載されています。

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ティムール・荒野の再生(アップデート版) by Martin Juza

Channel FireballでMartin Juzaがティムール・荒野の再生のアップデート版リストを掲載していました。以前のリストと大きくは変わりませんが、メインに《焦熱の竜火》が採用されたり、サイドボードの《神秘の論争》が減って《否認》が増えたりしています。
Arena用リストは元記事中からダウンロードできます。
出典:TeamCFB Standard Deck Guide: Temur Reclamation (Update) BY MARTIN JUZA
Lands
4 x 荒野の再生
4 x 繁殖池
2 x ヴァントレス城
2 x 寓話の小道
2 x 森
2 x 島
1 x 山
4 x 蒸気孔
4 x 踏み鳴らされる地
1 x 奔放の神殿
3 x 天啓の神殿
2 x 神秘の神殿
Creatures
3 x 自然の怒りのタイタン、ウーロ
3 x 厚かましい借り手
2 x 老いたる者、ガドウィック
Spells
4 x 選択
4 x 成長のらせん
2 x 焦熱の竜火
1 x 神秘の論争
3 x 嵐の怒り
1 x 薬術師の眼識
2 x タッサの介入
4 x 発展+発破

Sideboard
2 x 霊気の疾風
2 x 神秘の論争
4 x 否認
4 x 夜群れの伏兵
2 x レッドキャップの乱闘
1 x 嵐の怒り

以下、記事からの抜粋&要約です。

このデッキを使って勝率がいい理由の1つに、変形サードボードがあります。コントロールや赤単相手に《荒野の再生》に関するカードを抜いてしまい、打消しや《夜群れの伏兵》を入れてティムール・フラッシュデッキに変えてしまいます。赤単相手には除去も多く入れて、ウーロ・コントロールのようになります。
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(《荒野の再生》の邪魔になる)《時を解す者、テフェリー》を採用したデッキは確かに多くいますが、それらのデッキは遅いデッキため準備してからテフェリーを《厚かましい借り手》でバウンスしてやることができます。
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また、最近はアグロデッキがあまり多くないため《嵐の怒り》を1枚メインボードからサイドボードに変えて、代わりにプレインズウォーカーにも対処できる《焦熱の竜火》をメインボードに入れました。
嵐の怒り焦熱の竜火


バント・コントロールのような遅いデッキとのマッチアップについて、バント・コントロールは遅いかつこちらへの妨害手段が少ないため一本目は有利で、二本目は《夜群れの伏兵》により相手の《ドビンの拒否権》や《神秘の論争》を手札で腐らせます。

ティムール・出来事は有利な相手で、ジャンド・サクリファイスとは互角です。


記事後半にはサイドボード・ガイドも掲載されています。

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ティムール・荒野の再生 by Martin Juza

Channel FireballでMartin Juzaが解説記事を書いていました。Arena用のリストは元記事中からダウンロードできます。
出典:Reclaiming Standard with Temur Rec BY MARTIN JUZA
Lands
4 x 蒸気孔
4 x 繁殖池
4 x 踏み鳴らされる地
3 x 天啓の神殿
2 x 神秘の神殿
2 x ヴァントレス城
2 x 寓話の小道
1 x 奔放の神殿
2 x 島
1 x 山
2 x 森
Creatures
4 x 厚かましい借り手
3 x 自然の怒りのタイタン、ウーロ
2 x 老いたる者、ガドウィック
Spells
4 x 選択
4 x 成長のらせん
4 x 荒野の再生
4 x 嵐の怒り
4 x タッサの介入
4 x 発展+発破

Sideboard
3 x 霊気の疾風
2 x 否認
3 x 夜群れの伏兵
3 x 神秘の論争
4 x 焦熱の竜火

以下、記事からの抜粋&要約です。

このデッキはマナ加速から《荒野の再生》を出し、《厚かましい借り手》や《嵐の怒り》で時間を稼ぎ、《発破》で止めをさすデッキです。

カード選択
《自然の怒りのタイタン、ウーロ》について、このデッキでは《茨の騎兵》はいませんが《選択》、《成長のらせん》、《寓話の小道》、《嵐の怒り》で墓地を肥やすことができます。また、このデッキではマナ加速が《成長のらせん》しかないため、土地が27枚と多いこのデッキにおいて同様の土地を出せる効果は役に立ちます。
自然の怒りのタイタン、ウーロ

《老いたる者、ガドウィック》は単に大量にカードをドローできるだけでなく、《荒野の再生》と組み合わせることでドローしたカードを唱えて相手のクリーチャーから身を守ることができます。
ガドウィック

《嵐の怒り》は相手の《探索する獣》などタフネス4のクリーチャーを倒せるようになっただけでなく、相手の《時を解す者、テフェリー》を唱えるのに対応して《厚かましい借り手》を出した場合に相手が借り手をテフェリーでバウンスしてきたら、相手のテフェリーを倒すこともできます。

《発展+発破》は、《発破》がフィニッシャーなだけではなく、《発展》は相手の《思考消去》をコピーして手札破壊し返したり、打消し呪文をコピーしてカウンター合戦したりできます。
cardimage

《厚かましい借り手》は相手のクリーチャーをバウンスして時間を稼ぐだけでなく、自分のターンに相手のテフェリーをバウンスして《荒野の再生》を使うといった使い方もできます。

サイドボード
《魔術遠眼鏡》はジャンド・サクリファイス相手に有効なカードですが、すでに有利なので不採用。

《夜群れの伏兵》はデッキをサイドボード後にティムール・フラッシュに変えてくれます。また、対コントロールだけではなく対アグロデッキにおいてもブロッカー&フィニッシャーになるためサイドインします。

《焦熱の竜火》はインスタントタイミングで《鍛冶で鍛えられしアナックス》を対処できるため《溶岩コイル》よりも優先しています。
焦熱の竜火

デッキ相性
このデッキが相性がよいのはジャンド・サクリファイスのような遅いミッドレンジデッキです。こちらにはクリーチャーがいないため相手の除去を腐らせることもできます。

赤単のようなアグロデッキ相手に対しても勝率はいいですが、いつもギリギリの戦いだったので慎重に戦う必要があります。

青白コントロールは互角で相手がどれだけ対策してくるかに依存します。《時を解す者、テフェリー》はこちらの《荒野の再生》を無力化します。

また、エスパー相手は《第一管区の勇士》が早い段階でプレッシャーをかけてくるのと、手札破壊や打消しで妨害してくるため苦手な相手です。

手札のキープ基準
《成長のらせん》があるかどうか。「土地4-5枚、《成長のらせん》、その他」でもキープします。逆に土地が2枚しかないようであれば、毎ターン土地を置きたいためマリガンします。

小ネタ
・《荒野の再生》があれば《ヴァントレス城》を複数回起動できる。相手がテフェリーを出していても、《ヴァントレス城》に《荒野の再生》の効果をつぎ込める。

・《発展》は相手の《思考消去》などをコピーするだけでなく、自分の《嵐の怒り》をコピーして《朽ちゆくレギサウルス》を倒したりできる。

・《発破》は対象をダメージを与える先と、カードをドローするプレイヤーの2つとっているため、《発破》に対応して対象となったクリーチャーを除去しても、《発破》を立ち消えさせることはできない。

・カード引きすぎて自爆しないように気を付ける。自分がライブラリーアウトしそうなときは《発破》でドローする対象を相手にする。

・よく聞かれるが《厚かましい借り手》は相手の重たいカードをバウンスするのにはいいけれど、アグロデッキ相手にはあまり効果的ではない。ま太、飛行を持つクリーチャーしかブロックできないためブロッカーにもなりにくい。

今後
・《選択》の代わりに《海の神のお告げ》を試してみようと思う。《選択》は1マナと軽いしウーロのための墓地肥やしになるという点では優れている。また、ドロースペルとして《意味の渇望》も試してみたい。

・青白コントロールが流行ったらガドウィックの代わりに《パルン、ニヴ=ミゼット》を試す。

・テフェリーや《払拭の光》対策で《爆発域》も採用したい。


記事後半にはサイドボードガイドも掲載されています。

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