Paulo Vitor Damo da Rosaによる基本セット2020のドラフトアーキタイプに関する記事が出ていたのでざっと読んでみました。
Ranking the Archetypes of Core Set 2020 Draft By Paulo Vitor Damo da Rosa

長いので、まずは10位個中5位まで読んでみました。

あくまで自由に選べるならこの順番というので実際は回ってきたカードに依存し、10位のデッキでもプレイアブルとのことです。

1位 青緑

優秀なクリーチャーを多く抱えた青緑エレメンタルが超強い。《北方の精霊》、《霜のオオヤマネコ》など。

しかし、(《溶岩族の喧嘩屋》や《チャンドラの火炎猫》といった)エレメンタルを集める意味があるコモンのカードは赤にあり、青緑では《発現する浅瀬》に依存します。

初手で浅瀬を取れるか、2パック目で回ってきて自分の色と合ってた時にこのアーキタイプを選択します。

ただ、浅瀬以外の個々のカードもコストパフォーマンスがよいため、浅瀬がなくても悲惨なデッキというわけではありません。

《霜のオオヤマネコ》や《狂気の一噛み》、《送還》など、相手の脅威に対処するカードはピックの優先度を高くする必要があります。

《貪爪》は過小評価されており、6マナ7/7はマナコストは重すぎず巨大で、また《茂み壊し》でトランプルを付与したときは特に強力です。
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また赤をタッチするかについては、オムナスをピックしたらすべしですが、《溶岩族の喧嘩屋》のためにはタッチしません。

もう一つの青緑のアーキタイプは、《成長周期》と《フェアリーの悪党》を掻き集めたものです。Arenaのドラフトではボットは《成長周期》を流してきます。

2位 青黒

青黒のアーキタイプの1つは青黒コントロールです。青黒コントロールを組むなら墓地からクリーチャーを2体回収できる《魂回収》がキーカードになります。青黒コントロールに行くのはボムを引けた時だけで、そうでなければ他のデッキに舵を切ります。

もう1つは軽量クリーチャーと飛行クリーチャーで構成される青黒テンポで、このアーキタイプを選択する理由は一つ、《大胆な盗人》です。
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青黒コントロールでは不要な《送還》や《霜のオオヤマネコ》といったカードも、このデッキでは役にたちます。
脅威となるクリーチャーを打ち消す《骨を灰に》といったカードも欲しいカードになります。

3位 赤緑

赤緑エレメンタルについて、《溶岩族の喧嘩屋》は青緑エレメンタルにはない大きな見返りです。
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また、マナクリーチャーである《チャンドラの火炎猫》や《枝葉族のドルイド》がいるため通常よりも3マナクリーチャーを減らして4マナクリーチャーをピックします。

《ゴブリンの密輸人》は3マナですが《溶岩族の喧嘩屋》と相性がよいため採用します。
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エレメンタルデッキ以外には、小型クリーチャー、軽量除去、大型クリーチャーで構成された通常の赤緑デッキがあります。
多くの人はエレメンタルシナジーにこだわりすぎてエレメンタルを全部入れようとしてそこそこしかアグレッシブではないデッキを組んでしまいます。私はたいていはエレメンタルではない通常の赤緑を組みます。通常のデッキでも《焦がし吐き》は採用します。

また、エレメンタルのために青をタッチするのはよくあります。《発現する浅瀬》のためだけでなく、《北方の精霊》を足しているデッキも見かけます。

4位 青白

青白のアーキタイプは1つ。飛行クリーチャーデッキです。《北方の精霊》よりも《忠実なペガサス》のような軽量飛行クリーチャーを大量に集めてください。また、《平和な心》や《送還》のような軽い呪文もよいです。
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白は最弱なので通常は青白は避けますが、青を集めていて後半白が流れてくるか、《天穹の鷲》を序盤に取れた時だけこのタイプを組みます。
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他の人が必要としないカードを集めれるというメリットはあるものの、ほとんどのカードが強くなかったり、マナカーブどおりの順調なスタートが必要だったり、不利になったら巻き返せないなどのデメリットがあります。

5位 赤青

赤青エレメンタルはエレメンタルデッキの中で最もアグレッシブ。他の2パターンはミッドレンジ寄りです。

《新米紅蓮術師、チャンドラ》は強力で、青の飛行持ちのエレメンタルを強化するのがより強力です。
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他にも赤青は、自分のピックがよくないと感じたら青の軽量クリーチャーに《狂った怒り》を加えたデッキに切り替える案もあります。


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