『ラヴニカの献身』のストーリー「児戯の幻影」が公開されました。
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以下、全部読むのが面倒な人向けの要約です。

児戯の幻影

クラブを経営するオルリッチと、そのクラブのショーに出演しているコドラーグ。二人は友人。

彼らが暮らしているあたりはラクドス教団の支配下であったが、最近アゾリウス評議会が空いている土地を購入して存在感を増していた。

コドラーグは、とある人形店の人間の女性が気になっており店に何度も通っていた。

ある日、コドラーグは意を決し、その女性を自身が出演するショーを見にくるように誘う。

そのとき、ついでに店の前にいたアゾリウスの勧誘をしている老人を魔法でおいはらってあげた。コドラーグは、絵に描いた人物に対して、絵に対して行ったのと同じようなダメージを与えることができるのだ。

その女性は今週中に人形を30個売る必要があったため、コドラーグは女性に対し、そのクラブでその女性のために人形を売るためのスペースを経営者(オルリッチ)に頼んで確保することを約束する。

女性は「ジータ」と名乗り、クラブに行くことを了承する。


最初、オルリッチからは人形を売るためのスペースを作ることを断られるが、コドラーグはオルリッチに対して見返りにラクドス教団の本拠地「リックス・マーディ」の舞台に立たせることを約束。オルリッチは了承する。


コドラーグの出番が終わりクラブからの帰り道、ジータはある革製品店の脇にある落書きに気づく。

『ドビン・バーン(Bann)は腐ったドレイクの卵でも食ってろ』。

「BannじゃなくてBaanでしょ。」とジータは落書きの綴りを修正する。


これが原因となり、ジータはその後「アゾリウス評議会法令6342-P、ギルドマスターへの侮辱容疑」でアゾリウスに捕らえられてしまう。


「その女がお前にとってそれほどだってんなら、やるんだな」と、オルリッチ。

オルリッチとコドラーグは捕らえられたジータを救出するため、オルリッチの知り合いである予見の魔道士「ルシンカ」の基を訪れ、アドバイスや必要な道具をもらう。



二人はジータが捕らえられているアゾリウスの監獄「ウドゼク」にやってくる。

ルシンカからもらった箱に入っていたのは「瓶に半分のウイスキー、よだれ掛けに紅葉が刺繍された子供服、揃いの子供用毛布、そして大きな琥珀が一つはまった鋳鉄製の護符」

ウドゼクに入りジータに面会するためにはヴィダルケンの身体検査を通過する必要がある。

コドラーグはオルリッチに子供服を着せて毛布で包み赤ん坊に見せかける。護符はオルリッチが飲み込んだ。また、身体検査を受ける際に前に並んでいたミノタウロスの背中のフードにウィスキーの瓶を入れた。

ミノタウロスは身体検査に引っかかり暴れ、その隙に、夜勤明けでやる気がなさそうなヴィダルケンの身体検査を受け、無事に二人はウドゼクに入ることができた。

ついでに中にいるヴィダルケンから、子供向けのアゾリウスの絵本をもらう。


ジータに面会した二人。ジータとの間には、アゾリウスの障壁があり、触れると痺れるようになっていた。

コドラーグは先ほどもらった絵本に、周辺にいる兵士などの絵をかき、障壁に押し付け、兵士たちが苦しんでいる隙にジータと3人で面会室から脱出する。

3人が出口まで来た時、「あの人たちよ!」と聞き覚えのある声がする。それは、中に入るときにウィスキーの瓶をフードに入れて利用したミノタウロスであった。
オルリッチとコドラーグは捕らえられたが、ジータを逃すことには成功する。


捕まり、新しい監獄の建設現場で労働させられていたオルリッチとコドラーグ。コドラーグはオルリッチに飲み込んだ護符を吐き出させ、それを建設中の鉄塔の上で爆発させる。

それにより大暴動がおき、オルリッチとコドラーグも脱獄に成功。


その後、再びルシンカの家。オルリッチ、コドラーグ、ジータが集まっている。

もう元の場所に戻れなくなった3人に、ルシンカは新しい一座を立ち上げることを勧める。


ルシンカは(ジータに対して)何もかもを把握したような笑みで言った。「あんたは必要とされるよ。一座としてこいつらがやろうとしてる事は、ちょっとした楽しみなんてもんじゃないだろうからね。あんたらが解放した奴等のほとんどは良い奴等だけど、心配しなきゃいけないのも何人かいる。特に一人はね」

俺は卓上の箱を見た。「で、そいつらを捕まえるためのものがこれに入ってるのか?」

「あはは、違うって。これはあんたたちへの結婚祝……」 ルシンカはジータの見開いた目に気付いた。「いや、気にしないで。あんたたちがしばらくしたら言ってくることだから。全く、私はほんっとに最悪だ」

ジータが机の下で俺の膝を強く握ってきた。俺はそんな彼女へと微笑みかけた。明日なんて幻影かもしれないが、それこそ俺が喜んで待ち望むものだ。

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